株主になったら

企業は「株主総会の会場」をどのように選んでいるか?

中西和幸・弁護士
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 日産自動車の定時株主総会の会場となった「パシフィコ横浜」=2019年6月25日
 日産自動車の定時株主総会の会場となった「パシフィコ横浜」=2019年6月25日

 上場企業は株主総会をどのような会場で開催しているのでしょうか。自社施設もあれば、ホテルやホール、イベント会場を借りることもあります。今回は「株主総会の会場選び」について解説します。

 会場を選ぶ場合、まず、来場が予想される株主の数を、過去の実績から予測します。株主が公共交通機関を利用して行きやすい場所に、予測した株主数に見合う自社施設があれば、そこを使用することも多いです。

 取引先が企業ばかりで知名度が低い企業の場合、出席株主が数人ということもあります。来場者が「多くて十数人程度」と予測されるときは、本社の会議室で開催することもあります。株主総会に来場した株主よりも、迎える役員の方が数が多い、ということもあるのです。

 これに対し、消費者にモノを売ったりサービスを提供したりしている会社、あるいは知名度の高い大企業などは、多数の株主の来場が予想されます。数千人を収容できる会場が必要になることもあります。

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中西和幸

弁護士

1992年東京大学法学部卒。95年弁護士登録。上場企業の社外取締役、社外監査役を務め、企業法務に詳しい。共著に「会社役員の法務必携」(清文社)、「企業法務からみた株式評価とM&A手続き」(同)、「『社外取締役ガイドライン』の解説」(商事法務)、「企業不祥事インデックス」(同)など。