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地震で死亡「災害割増」の生命保険金は支払われるか

渡辺精一・経済プレミア編集部
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東日本大震災の津波と火災で街中が廃虚と化した宮城県気仙沼市の鹿折地区=2011年3月12日午前、手塚耕一郎撮影
東日本大震災の津波と火災で街中が廃虚と化した宮城県気仙沼市の鹿折地区=2011年3月12日午前、手塚耕一郎撮影

 生命保険では、保険に加入していて亡くなっても保険金が支払われない「免責条項」があり、地震や津波、噴火など自然災害によって亡くなった場合も含まれている。だが、これまでの大災害では必ず保険金は支払われてきた。どのような事情だろうか。

 生命保険の支払い対象外となるのは、死亡保険金では「戦争やテロなどの変乱」「契約者の故意・重過失」などの場合だ。これらは保険法で定められている。

 法律で決められていなくても、保険の契約内容である「約款(やっかん)」で免責条項を定めることができる。生命保険の場合、災害死亡時の割増保険金が出る「災害死亡保険金」などについては「地震や津波、噴火」による死亡では支払わないとする「災害免責」条項を設け、「程度に応じては、全部または一部を支払う」と特例扱いしているのが一般的だ。

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。