経済プレミア・トピックス

「日韓関係悪化で訪日客減少」安倍政権の目標どうなる

川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
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外国人旅行者らでにぎわう伏見稲荷大社。韓国からの訪日客の減少で2020年4000万人の目標は達成できるのか=京都市伏見区で2019年1月10日、釣田祐喜撮影
外国人旅行者らでにぎわう伏見稲荷大社。韓国からの訪日客の減少で2020年4000万人の目標は達成できるのか=京都市伏見区で2019年1月10日、釣田祐喜撮影

 日韓関係の悪化で2019年の訪日外国人旅行者の伸びが鈍化している。観光庁によると、中国に次ぎ2番目に多い韓国からの旅行者が10月は前年同月比で65.5%減となり、訪日客全体でも5.5%のマイナスに転じた。年間の訪日客は2年連続で3000万人を突破する見込みだが、「東京五輪が開かれる20年に4000万人」という安倍政権の政府目標の達成には黄信号がともりつつある。

 訪日客は安倍政権が中国を中心にビザ発給の条件を緩和したことなどから、13年に1000万人を突破。16年に2000万人を突破し、18年は3119万人と、3000万人の大台に乗った。

18年の実績下回る可能性

 19年は10月までの累計が2691万人にとどまっており、このままのペース…

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川口雅浩

毎日新聞経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部