経済プレミア・トピックス

成田空港で訪日客を誘う“アニメ聖地巡礼”の世界

川村彰・経済プレミア編集部
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「成田アニメデッキ」内のグッズショップに飾られた「RX-78-2ガンダム」(右)と「シャア専用ズゴック」の立像。オープン前日の発表会でお披露目された=2019年11月27日
「成田アニメデッキ」内のグッズショップに飾られた「RX-78-2ガンダム」(右)と「シャア専用ズゴック」の立像。オープン前日の発表会でお披露目された=2019年11月27日

 成田国際空港(千葉県成田市)に11月28日、日本のアニメ作品などとコラボした新エリア「アニメロード」「アニメデッキ」がオープンした。「名探偵コナン」や「進撃の巨人」などのイラストを描いた通路にグッズショップやカフェが並び、海外ファンにも人気がある「アニメ聖地巡礼」のための観光情報も展示する。

 場所は第2旅客ターミナルの本館2階。1階の国際線到着口ビーから吹き抜けの2階デッキ部分に上がるとたどり着く。目印は「機動戦士ガンダム」の頭部を模した高さ約2.5メートルのオブジェだ。1階から見上げると、「2階からガンダムが見ている」状態となり、インパクトがある。

 企画したのは出版大手のKADOKAWAと、同社会長の角川歴彦氏が理事長を務めるアニメツーリズム協会だ。同協会は、アニメ作品のゆかりの地を旅する「聖地巡礼」がファンの間で盛り上がっていることを受け、2017年から毎年、インターネット投票をもとに88作品を選び「アニメ聖地88」(※1)として発表している。

 いわゆる「お遍路さん(四国遍路)」になぞらえたもので、「1番札所」をKADOKAWA富士見ビル(東京都千代田区)、「88番札所」を東京都庁とし、全国のアニメ聖地をつなぐ巡礼ルートの確立を目指す。巡礼のお供となる公式の“ご朱印帳”は現在、「1番札所」などで約2000円で購入できる。

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川村彰

経済プレミア編集部

1974年静岡県生まれ。広告記事等のフリーライターを経て、2015年4月、毎日新聞デジタルメディア局に配属。