マンション・住宅最前線

3000万円非課税「住宅資金贈与の特例」は残り3カ月

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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 マイホームを買うときに、両親や祖父母からお金の援助を受けることは珍しくない。通常、肉親からであっても、まとまった額のお金を受け取ると、「贈与税」という税金を払わなければならない。が、マイホームを買うときの援助は特別のことだから、と贈与税が非課税になる、という特例がある。「住宅取得資金贈与の特例」と呼ばれる制度で、分かりやすく言えば、家を買うときの資金援助は一定額まで贈与税を払わなくて済むのだ。

 これは、財産を多く持っている人にとって、利用価値の高い特例とされている。

 というのも、自分が死ぬまで財産を持ち続けると、死んだときに財産を受け取る子供たちが結構な額の相続税を払わなければならない。しかし、生きている間に「住宅取得資金贈与の特例」として認められている額を子どもに渡せば、節税ができる。つまり、税金を払わずに財産の前渡しができるケースが多いからだ。

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。