
中央アジア編(4)
かつてアレクサンダー大王が到達した最東北端の地、タジキスタンの要衝ホジェンドは、旧ソ連風のアパート群と、中央アジア的なモスクやバザールが共存する町だった。首都ドゥシャンベからは標高3000メートル近い峠を越えて北に5時間以上かかるが、国内第2の都市である。そこで見たタジキスタンの国内事情とは。
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藻谷浩介
地域エコノミスト
1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。