人生に必要な「おカネの設計」

「予算オーバー」30代共働き夫婦の“年末家計会議”

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 A也さん(33)とB恵さん(32)夫妻は、ともに会社員です。2人の年収は合わせて約900万円(手取り約700万円)です。現在は賃貸マンションに住んでいますが、「そろそろ子供がほしい」「いずれはマイホームを」と希望しています。先日、A也さん夫妻から今後のために家計を見直したいと相談を受けました。年末年始は、家計を見直すのにいいタイミングです。見直しのポイントを2回に分けてお伝えします。

 年末はボーナスが支給されたり、年末調整で払いすぎた税金が戻ってきたりして懐が温まり、つい浪費をしてしまいがちです。ですが、将来に向けて貯蓄をしたい場合は、年末年始のタイミングで家計を見直し、新たな気持ちで新年から家計の管理をスタートすることが大切です。

 まず心すべきは、年末調整で戻るお金を“臨時収入”などと考えないことです。貯蓄用の口座を作り、移しておきましょう。特に住宅ローン控除を受けている人は、対象期間中の還付金をためておくことで、期間終了後に繰り上げ返済の資金にできます。これは住宅ローンの負担を軽くするコツです。また、できればボーナスもいったんは全額を貯蓄用の口座に移しておきましょう。来年以降、計画的に使うためです。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。