藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

ウズベキスタン古都「世界遺産イチャン・カラ」の輝き

藻谷浩介・地域エコノミスト
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世界遺産の「イチャン・カラ(ヒバ旧市街)」(写真は筆者撮影)
世界遺産の「イチャン・カラ(ヒバ旧市街)」(写真は筆者撮影)

 ウズベキスタンとタジキスタンにまたがるフェルガナ盆地を1泊2日で巡ってタシケントに帰って来た筆者。今度はウズベキスタン航空の国内線で西に1時間20分、アラル海に近いウルゲンチに飛ぶ。ロシア革命時までロシアの保護国として存続した「ヒバ・ハン国」(ヒバに住むハンの国の意)の都ヒバの玄関口だ。

 ウルゲンチまでの航空券は事前に旅行サイト大手のエクスペディアで5700円という安値で購入でき、搭乗手続きも10分ですんだ。機材は快適なエアバス320だった。

 ウルゲンチ空港にはモスクワなどからも国際線が飛んでいるが、ボーディングブリッジはない。市街まではタクシーなら10分かからないが、筆者は並木の奇麗な大通りを真南に歩いて行った。道はだだっ広く、建物は新しく、人通りは乏しい。40分歩いてホテルに着くと、まだ10時前だが部屋に入れてくれた。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。