戦国武将の危機管理

長生きして天下を取った家康「実践した三つの健康法」

小和田哲男・静岡大学名誉教授
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JR静岡駅北口にある「徳川家康公之像」=静岡市葵区で2014年12月24日、平塚雄太撮影
JR静岡駅北口にある「徳川家康公之像」=静岡市葵区で2014年12月24日、平塚雄太撮影

 戦国武将の没年齢を調べると50歳前後が多い。たとえば、上杉謙信は49歳、加藤清正は50歳、池田輝政は50歳、武田信玄は53歳で亡くなっている。やや長生きしたという印象があるのが黒田官兵衛59歳、豊臣秀吉62歳、前田利家62歳といったところである。

 ちなみに、これまで、戦国武将の長寿ギネスブック入りのようないわれ方をしてきた北条早雲(伊勢宗瑞)は88歳ではなく、享年64に訂正されている。

 そのような中にあって、徳川家康は何と75歳まで生き、しかも死の直前までタカ狩りをやっていたことが知られている。極端ないい方をすれば、長寿だったから天下を取れたといえなくもない。

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小和田哲男

静岡大学名誉教授

戦国大名・今川氏のお膝元で、徳川家康の隠居先でもあった静岡市で1944年に生まれる。72年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本中世史。戦国時代史研究の第一人者として知られ、歴史番組でおなじみの顔。趣味は「城めぐり」で、公益財団法人「日本城郭協会」の理事長も務める。主な著書に「戦国の群像」(2009年、学研新書)、「黒田官兵衛 智謀の戦国軍師」(13年、平凡社新書)。公式サイト https://office-owada.com