藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

藻谷氏の世界旅「キルギスで過激派に間違われた!」

藻谷浩介・地域エコノミスト
  • 文字
  • 印刷
藻谷浩介さん=内藤絵美撮影
藻谷浩介さん=内藤絵美撮影

 世界中を旅していると、時には危ない目に遭ったりすることもあるのではないか。さらには藻谷さんが世界を旅しながらいつも考えていることは何か――を聞きました。【聞き手は経済プレミア編集部、平野純一】

 ――長く旅をしていると街中でヒヤッとするような体験もありますよね。

 ◆藻谷浩介さん 中央アジアの旅で、キルギスのバスターミナルで警官に職務質問されました。ひげを伸ばしたアジア系の外国人が、いろいろ写真を撮っているということで、国外から来たムスリム過激派ではないかと疑われたのです。キルギスはムスリム国なのですが、政府の指導なのか国民はひげを伸ばしていないので、目立ってしまったのでしょう。

 警察の詰め所に連れて行かれ、会話はスマホのキルギス語と英語の翻訳サイトを使ってやりました。パスポートを見せると、「キルギスのビザがないじゃないか」と言う。「いや、キルギスは日本人のビザを廃止しました」と言うと、「ウソつけっ!」とますます怪しまれてしまい……。結局向こうが、上司か誰かに問い合わせて解放されましたが、30分くらいはかかりました。

この記事は有料記事です。

残り1512文字(全文1976文字)

藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。