イマドキ若者観察

位置情報見せあう若者 大流行アプリ「Zenly」とは?

藤田結子・明治大商学部教授
  • 文字
  • 印刷
若者に人気の地図アプリ「Zenly」。お互いの位置情報がわかる
若者に人気の地図アプリ「Zenly」。お互いの位置情報がわかる

 LINEばかりで電話は嫌いだけど、大事な話は音声アプリ。時代はキャッシュレス払いなのに意外と現金主義。ブランドバッグより黒リュックが定番スタイル。これが今の若者の「知られざる流行」だそうです。明治大学商学部の藤田結子教授が、学生のフィールド調査に基づき、大人たちが知らない「若者の生態」を読み解きます。

大流行アプリ「Zenly」とは

 明治大学で社会学を教えている藤田結子です。「育児サバイバル」に続く新連載は、今、若者の間ではやっている現象を観察・調査し、お伝えしていきます。今回は、若者たちがスマホの地図アプリを使って、位置情報を友だちに公開し、ランチや授業の代返(だいへん)、さらに「謎の行動」をしている実態をお伝えします。

 私は明治大商学部・藤田結子研究室で、人々の行為を観察し、その行為の意味を解釈する参与…

この記事は有料記事です。

残り1630文字(全文1988文字)

藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。