高齢化時代の相続税対策

30年後に甦った「リゾートマンション」68歳の楽しみ

広田龍介・税理士
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 Hさん(68)はバブル時代にスキー場に隣接した、温泉付きのリゾートマンションを購入した。ゴルフ会員権やリゾートマンションを持つことが「ステータス」という時代だった。

 バリバリの企業戦士だったHさんの帰宅はいつも終電だった。長男は6歳、長女は3歳。冬休みぐらいは、子供たちと一緒にスキーを楽しみたいし、疲れた体を癒やすためゆっくり温泉につかりたい。そんな思いから、少し高額だったが思い切って購入したのだ。当時、お正月は実家に帰省して過ごすのが恒例になっており、そのリゾートマンションが自宅と実家との中間地点にあって都合がよかったことも、決め手になった。

 普段の生活では、なかなか子供たちとゆっくり遊ん…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。