カリスマ転落

「小さな独房から大きな独房へ?」ゴーン被告の心境は

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記者会見に臨むカルロス・ゴーン日産自動車前会長=ベイルートで2020年1月8日、AP
記者会見に臨むカルロス・ゴーン日産自動車前会長=ベイルートで2020年1月8日、AP

逃亡先レバノンでの記者会見(3)

 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が1月8日にレバノンで行った記者会見では、世界各国のメディア約40人が矢継ぎ早に質問を投げかけた。質問内容には、海外逃亡という挙に出たゴーン前会長に対する“温度差”が感じられた。

 最も好意的な質問をしたのは地元レバノンのメディアだった。ゴーン前会長はブラジル生まれだが、両親の母国レバノンで少年時代を過ごした“第二のふるさと”だ。このため、前会長も最初に「レバノンのメディアは?」と地元を優先させた。

 レバノンの記者は複数が質問した。現地からの中継映像によるとその1人は、「あなたはレバノン人で非常に大きな経験をしてきた。レバノンはいま危機にある。どのように考えるか」と尋ねた。経済的な危機にある当地で、大統領職も含め、何らかの役職につくことを期待した質問だった。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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