職場のトラブルどう防ぐ?

「半年で退職」第2新卒の23歳女性が就活で苦戦のワケ

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 A子さん(23)は昨年春に新卒で中小企業に入社して営業事務をしていましたが、約半年で退職し、現在就職活動をしています。今は「人手不足」といわれます。すぐに再就職先が見つかるだろうと思っていましたが、なかなか次が決まらず焦っています。

 A子さんが1年前に新卒として就活をしていた時は、大学の就職課や友人に相談できました。しかし中途採用では、自分だけで情報を集めて判断する必要があります。またA子さんは特にやりたい仕事が明確にあるわけではありません。

 会社を退職した昨年10月は、今年春の新卒採用向けの説明会がほぼ終わっていました。A子さんのような、学卒後1~3年で就職や転職を目指す「第2新卒」も対象とする説明会に行きましたが、参加企業は少なく、狙いは新卒のようでした。A子さんは「新卒だった昨年と比べて企業の対応が明らかに違う」と感じました。

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/