カリスマ転落

ゴーン被告が沈黙した「日本政府の関与」のナゾ

編集部
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逃亡先のレバノンでの記者会見の2日後、日本メディアの代表取材に応じるカルロス・ゴーン被告=ベイルートで2020年1月10日(代表撮影)
逃亡先のレバノンでの記者会見の2日後、日本メディアの代表取材に応じるカルロス・ゴーン被告=ベイルートで2020年1月10日(代表撮影)

 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告は1月8日の記者会見で、自分を逮捕に追い込んだ“陰謀”の首謀者として日産の幹部6人の名をあげた。一方、日本政府の関与については「レバノン政府の利益を損なう」として沈黙を守った。ゴーン前会長は、本当は何をブチまけたかったのか。

 まずゴーン前会長の会見での発言を振り返る。前会長は「だれがこの陰謀に関わっていたか、名前を明らかにする」とまなじりをつり上げ、次のように語った。

 「西川、ハリ・ナダ、大沼。豊田正和は取締役会と日本政府当局との橋渡し役をした。日本政府で何が起きていたか、名前も挙げることができる。しかし私は今レバノンにおり、レバノン政府に感謝している。レバノン政府の利益を損なうことは言いたくないので、この部分には沈黙を保ちたい。川口、今津英敏、豊田が主な人物だった」

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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