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ゴーン被告の妻が前妻に支払った?“汚れた口止め料”

編集部
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告と、妻のキャロル・ナハス容疑者=東京都千代田区で2019年4月3日、長谷川直亮撮影
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告と、妻のキャロル・ナハス容疑者=東京都千代田区で2019年4月3日、長谷川直亮撮影

逃亡先レバノンでの記者会見(9)

 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告が逃亡先で日本の司法を激しく批判する記者会見を行った翌日の1月9日、東京地検の斎藤隆博次席検事が記者会見を開いて反論した。斎藤次席は会見で、ゴーン前会長の妻キャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=が、事件関係者に多額の口止め料を払った疑いがあることを明らかにした。口止め料の支払い先として、ゴーン前会長の前妻の名前もあがった。詳しく紹介する。

 斎藤次席検事の発言の概要は、ゴーン前会長が問われた特別背任罪の容疑に関し、妻キャロル容疑者が証拠隠しをする行為を重ねていたというものだ。斎藤次席は、証拠隠しの一つの例として、前妻への「口止め」について初めて触れ、次のように述べた。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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