シニア市場の正体

シニア女性が自らを「年寄り」と言うレアなケースとは

梅津順江・株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
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 私が所属する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、「デジタルデバイスの利用状況」を年1回のペースで定点調査しています。2019年のシニアのスマホ保有率は80%弱で、18年より約10%上昇しました。08年に日本でiPhoneが発売されて以降、シニア世代にも「スマホが普及した」といえる状況になりました。現在、シニアがスマホをどのように使っているかを調査から読み解きます。

 調査は19年7~8月、55~74歳の女性385人に調査票を郵送して行いました。また19年6月に同様のテーマで座談会を行い、8人の女性から話を聞きました。今回は「スマホ疲れ」の傾向がみられました。

 スマホ保有率…

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梅津順江

株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長

大阪府生まれ。杏林大学社会心理学部卒業後、ジュジュ化粧品(現・小林製薬)入社。ジャパン・マーケティング・エージェンシーを経て、2016年3月から現職。主に50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを行っている。著書に、「この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本」(日本実業出版社)などがある。