経済プレミア・トピックス

西武園ゆうえんち「100億円改装」再生へのハードル

田中学・経済プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
記者会見した西武ホールディングスの後藤高志社長(左)と森岡毅氏=2020年1月23日、田中学撮影
記者会見した西武ホールディングスの後藤高志社長(左)と森岡毅氏=2020年1月23日、田中学撮影

 西武ホールディングス(HD)は1月23日、子会社が運営する西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)に100億円を投じて大規模改装すると発表した。改装コンセプトは「幸福感に包まれる世界」で、高度成長期の日本の町並みを再現するという。営業を続けながら改装し、2021年の早い時期のオープンを目指す。

 今回の改装には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の業績回復を主導し、現在はマーケティング会社代表の森岡毅氏が参加する。集客に苦しむ西武園ゆうえんちが生まれ変わるか注目される。

 西武HDの後藤高志社長は会見で、今年で開業70周年を迎える西武園ゆうえんちを、記念事業として改装すると発表。森岡氏は、同業大手の東京ディズニーリゾート(TDR)やUSJのように数百億円をかけて改装することは「現段階の所沢の商圏ではできない。持続可能な事業に転換していく」と述べた。

 西武園ゆうえんちは、1988年度の約194万人をピークに来場者数が低迷し続け、2018年度は約49万人だった。現状では、巨額となる最新鋭の遊具を導入するのは、リスクが大きすぎるという。

この記事は有料記事です。

残り1271文字(全文1746文字)

田中学

経済プレミア編集部

1979年東京都生まれ。中央大文卒。出版社勤務を経て、2014年11月、毎日新聞デジタルメディア局に配属。