
2020年からの長期投資(7)
老後資金づくりのための私的年金である確定拠出年金(DC)について、政府が加入拡大に向けた改正案をまとめた。DCは少額投資非課税制度(NISA)と並び、手厚い税制優遇策があり、現役世代が利用できる資産形成の枠組みとして役割は大きい。改正案の中身を確認しておこう。
二つの税制上のメリット
DCは公的年金に上乗せする私的年金で、掛け金を個人ごとに区分し、加入者自身が運用の方法を指図する。
公的年金にひも付けされており、働き方や勤務先により加入できるタイプが決まる。会社が従業員のために用意する企業型DCと、個人が任意で加入する個人型「イデコ(iDeCo)」がある。
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