
中国・武漢で発生した新型肺炎は、世界経済の不安の火種になっている。新型肺炎がいつ終息するのかは誰もわからない。先が見通せないから、その被害が長期間続いたならばどうなるか、という悪い連想から逃れらなくなってしまう。
そこで、筆者は今後の展開を二つに分けて考えることにした。そうすることで、先が読めないリスクをいくらかは「見える化」することができるだろう。
具体的には、(1)季節が春になって暖かくなるころまでに新型肺炎が終息するシナリオ、つまり「4月終息シナリオ」である。もうひとつは、(2)新型肺炎の感染が5~7月ごろまで長引き、東京五輪への悪影響を及ぼすシナリオ、つまり「4月までに終息しないシナリオ」である。
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