MRJが世界を飛ぶ日

三菱航空機「日本人と外国人が融合」で起死回生なるか

平野純一・経済プレミア編集部
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三菱航空機の進藤浩史さん(左)とマエダ・ダルモさん
三菱航空機の進藤浩史さん(左)とマエダ・ダルモさん

 スペースジェットの「ローンチカスタマー」(1号機の納入先)は全日本空輸(ANA)。1号機を受け取るだけでなく、開発段階で三菱航空機に対し、航空会社の視点からさまざまな要望をするほか、アドバイスを行っている。スペースジェットは三菱航空機とANAが二人三脚で開発している。

 ANAの「定時運航率」は世界の航空会社の中でも高い(2019年は7位)。それだけ航空機メーカーのカスタマーサポートへの要求も厳しいものになる。

 三菱航空機のカスタマーサポートは日本人と外国人の社員が半々の人員で働く。この部門の総責任者はネルソン・ジャボール・カスタマーサポート本部長(50)。以前はブラジルのエンブラエルでカスタマーサポートの仕事をしていたエキスパートだ。17年10月に三菱航空機に入社した。

 ジャボール氏は「我々のチームは外国人エキスパートの知見に日本人の力が加わり『ワンチーム』として良いハーモニーの中で仕事をしている。ANAの要求は厳しいが、それに応える仕事ができている」と話す。

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平野純一

経済プレミア編集部

1962年生まれ。87年毎日新聞社入社。盛岡支局、サンデー毎日編集部、経済部、エコノミスト編集部などを経て2016年から現職。金融、為替、証券、マクロ経済などを中心に取材。