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地球温暖化防止「遺伝子組み換え作物」が貢献する理由

小島正美・「食生活ジャーナリストの会」代表
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 遺伝子組み換え(GM)作物と言うと、一般的には安全性の是非ばかりが議論されがちだ。しかし、実はGM作物は、地球温暖化問題の解決に貢献する潜在力を秘めている。

 農作物の栽培の仕方が地球の温暖化にどうかかわっているかを知るうえで興味深い研究報告がつい最近あった。

 2月6日、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、世界の穀物収量と土壌データを解析した結果、世界の農地の7割が分布する乾燥・半乾燥地域では「農地の土壌に含まれる炭素量が多いほど干ばつ被害が少なく、収量の減少が抑えられ…

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小島正美

「食生活ジャーナリストの会」代表

 1951年愛知県犬山市生まれ。愛知県立大学卒業後、毎日新聞社入社。松本支局などを経て、東京本社・生活報道部で主に食の安全、健康・医療問題を担当。「食」をテーマとして活動するジャーナリスト集団「食生活ジャーナリストの会」代表。著書多数。