マンション・住宅最前線

欧米企業の駐在員が評価する「日本式住まい」の良さ

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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 日本に支社を置き、駐在員を赴任させている欧米企業は少なくない。近年、東アジア拠点をシンガポールに置く欧米企業が増えていたが、日本政府はその呼び戻しに躍起。それに伴って、東京や大阪、名古屋の都心部では欧米人向けの賃貸マンションが増えている。

 といっても、欧米人限定の賃貸マンションは少ない。欧米人も日本人も満足できる高級マンションが、現在の主流だ。

 欧米人も日本人も暮らす住まいであるため、その様式をどうするかは、大きな問題となる。つまり、西洋式の住まいにするか、日本式の住まいにするかだ。

 たとえば、西洋式であれば、靴のまま室内に入ることができるようにする。室内の床材も、ハイヒールのかかとで傷が付…

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。