
カナダ大西洋岸編(1)
カナダのニューファンドランドは「新発見の地」。15世紀末、コロンブスの新世界到達の5年後に、イタリア人探検家が“発見”した北米最東端の島だ。しかしそれに先立つ約500年前の11世紀初頭には、この地に植民を試みたバイキングがいることが明らかになっている。筆者もこの島がどんな場所か“発見”したくなり、のこのこと立ち寄ってみた。
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藻谷浩介
地域エコノミスト
1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。