人生に必要な「おカネの設計」

30代共働き夫婦が「月783円の生命保険」を選んだ理由

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 A郎さん(36)とB代さん(33)夫妻は、ともに会社員です。2人の手取り年収は合わせて約780万円です。昨年末に第一子が生まれ、生命保険への加入を検討しています。どのように保険を選べばよいか基本的な考え方を知りたいと私のところに相談に来ました。今回は、共働き夫婦が生命保険に入る際のポイントを紹介します。

 子供が生まれたのを機に、生命保険の加入を考える夫婦は多いでしょう。ファイナンシャルプランナーや保険外交員から、保険を選ぶ目安とする「必要保障額」を示され、必要保障額を満たす保険金額を保障する生命保険に加入するよう薦められたことがある人もいるかもしれません。

 必要保障額は、収入を得ている人が亡くなった場合に、残された家族が生活していくために不足する資金のことです。家族構成や子供の年齢、現在の収入や働き方、資産の多寡で額が異なります。一般的には、遺族の生活費や子供の教育費など今後必要な資金の総額(支出見込み額)から、遺族年金など今後見込まれる収入(収入見込み額)と預貯金を差し引いた額です。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。