海外特派員リポート

初飛行成功「双発ボーイング777X」は視界良好か

中井正裕・北米総局特派員(ワシントン)
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米西部ワシントン州で初飛行に成功したボーイングの新型旅客機「777-9」=ボーイングのホームページから
米西部ワシントン州で初飛行に成功したボーイングの新型旅客機「777-9」=ボーイングのホームページから

 米航空機大手ボーイングが開発している世界最大の双発ジェット旅客機「777X」が2020年1月25日、米西部ワシントン州で初飛行に成功した。777Xは1990年代以降、大型旅客機でベストセラーとなった777シリーズの次世代機で、米連邦航空局(FAA)の承認手続きを経て21年の納入開始を予定している。2度の墜落事故を起こした小型旅客機「737MAX」の長期運航停止を迫られているボーイングの救世主として期待を集めている。

 777Xは、大型旅客機が4発ジェット時代から双発ジェット時代へと移行する象徴的な存在だ。長距離路線用の大型機は、ジャンボジェットの愛称で知られるボーイング「747」(最大524席)や、世界最大の旅客機で総2階建てのエアバス「A380」(最大853席)など4基エンジンが主流だった。

 しかし、4基エンジンは…

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中井正裕

北米総局特派員(ワシントン)

1975年京都府生まれ。立命館大学法学部卒。2000年毎日新聞入社。岐阜支局、中部報道センターを経て、09年から経済部で電力改革、貿易交渉、日銀などを取材。政治部にも在籍し、首相官邸、自民党などを担当した。18年10月から現職。