ニッポン金融ウラの裏

新型コロナ問題「期末決算が怖い」銀行界の憂鬱

浪川攻・金融ジャーナリスト
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いつもに比べ人通りの少ない銀座の歩行者天国=東京都中央区で2020年2月29日、喜屋武真之介撮影
いつもに比べ人通りの少ない銀座の歩行者天国=東京都中央区で2020年2月29日、喜屋武真之介撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が銀行業界にも重たくのしかかりつつある。従業員への感染リスクもあるが、3月末の決算期が近づくなかで、決算の収益状況に影響しかねなくなってきたからだ。銀行関係者は感染拡大の行方に一段と神経をとがらせている。

 新型コロナウイルス問題では、2月26日に三菱UFJ銀行の支店行員の感染が確認され、メガバンクはじめ各銀行で感染対策の緊張感がいよいよ高まってきている。同時に、今年度決算の行方にも懸念が強まっている。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、すでにさまざまな業種で影響が…

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浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。