メディア万華鏡

半世紀たっても変わらない?「私作る人 僕食べる人」

山田道子・元サンデー毎日編集長
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参院予算委で「桜を見る会」について共産・田村智子氏(右列手前から2人目)の質問に答える安倍晋三首相(左)。国会も圧倒的に男性が多い=国会内で2020年1月30日、川田雅浩撮影
参院予算委で「桜を見る会」について共産・田村智子氏(右列手前から2人目)の質問に答える安倍晋三首相(左)。国会も圧倒的に男性が多い=国会内で2020年1月30日、川田雅浩撮影

 また男性ばっかり……。日曜日午前9時から始まるNHKの「日曜討論」。3月1日は新型コロナウイルス対策がメインテーマだった。政党幹部とメイン司会者は男性、女性はメイン司会者の隣に座る女性アナウンサーだけだった。

 出演者の中には、森友学園問題で安倍晋三首相の妻昭恵氏の関与が問題になった時、国会質疑で「ご夫人」を連発した野党幹部もいた。野党勢力を背負う政治家が、そんな年でもないのに「ご夫人」って、何でなんだよと驚いたことを今でも覚えている。

 「また」とひっかかったのは2月2日の日曜討論が頭にあったから。「桜を見る会」問題などを議論する各党代表の中に、共産党で女性として初めて政策委員長に就任したばかりの田村智子参院議員がいた。他党では女性の国会議員が出演したことはあるが、共産党はずっと男性が“顔”だっだ。

 新鮮と感じると同時に、共産党が実は遅れていたのが分かった。田村氏は就任会見で「元々国会の中に…

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山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。