マンション・住宅最前線

“減築”より満足「シニアの住み替え」後悔しない方法

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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 古くなった一戸建てを建て直す、つまり改築を行う場合、子育てしていたときよりも狭い家で十分、そして2階建ては不要なので平屋のほうが暮らしやすい……そう考えて、従前よりも狭い家に建て替える「減築(げんちく)」が近年、脚光を浴びている。

減築の大きな「障壁」とは

 この減築、話としてはおもしろいのだが、実際に実行するのはなかなか難しい。大きな障壁になるのが、「減築したら、子ども世帯が暮らせなくなる」ということ。夫婦2人暮らしにぴったりサイズの家は、家族4人暮らしには狭すぎるのである。

 子ども世帯が移り住んでくれる可能性が絶対にない、という確信があれば、減築も可能だろう。が、その場合もシニア暮らしのために、ピカピカの家を新築するのはもったいない、との思いが出てくる。

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。