人生に必要な「おカネの設計」

住宅ローン抱える40歳男性「就業不能保険」入るべき?

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 会社員のA夫さん(40)は、会社員の妻(39)と中学生の子供との3人暮らしです。貯蓄は約1000万円あります。A夫さんは最近テレビのCMでよく目にする「就業不能保険」に加入すべきかどうか迷っていて、私のところへ相談に来ました。A夫さん個人名義の住宅ローンがあと20年残っています。団信(団体信用生命保険)に加入しているので万が一の時にはローン残高が相殺されますが、働けなくなった場合に不安だといいます。

 病気やけがで働けなくなった場合に、毎月の給料のように保険金が支払われる生命保険会社の就業不能保険がよく売れています。損害保険会社では所得補償保険といいます。国内では、ここ数年で複数の保険会社が取り扱いを始めたため、広く知られるようになりました。

 就業不能保険は、病気やけがで働けなくなった場合に給付金が支払われます。労働者災害補償(労災)保険や健康保険などの社会保障だけでは不足する収入を補います。住宅ローンや子供の教育費の負担がある人のリスクに対応します。けがや病気による入院日数は短期化する傾向ですが、長期の在宅療養を余儀なくされるケースがあります。こうした入院や在宅療養で働けない状態で、保障されます。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。