海外特派員リポート

ロンドンで「東京五輪を代替開催?」現地を見に行った

横山三加子・毎日新聞欧州総局特派員(ロンドン)
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ロンドン五輪のメーン会場だった東ロンドンでは大学や芸術関連施設などの工事が進む=ロンドンで2020年2月23日、横山三加子撮影
ロンドン五輪のメーン会場だった東ロンドンでは大学や芸術関連施設などの工事が進む=ロンドンで2020年2月23日、横山三加子撮影

 新型コロナウイルスの流行で、2020年夏の東京オリンピック・パラリンピックをロンドンで代替開催してはどうか――という提案が、英国内の一部であった。でも、それはインフラ面から現実に無理だと思う。2012年夏のロンドン五輪から今年で8年。開催地だった東ロンドンを訪ね、私は確信を深めた。

 そこには、五輪を契機に生まれ変わった街があり、人々の暮らしがあった。新たな産業誘致に向けた工事も進行中で、街が“五輪のその先”を見据えているのは明らかだった。

 ロンドン中心部から地下鉄で約20分の東ロンドン。私が訪ねたきっかけは、5月投開票のロンドン市長選の国政与党・保守党の候補者、ショーン・ベイリー氏が2月19日、ツイッターへ書き込んだ内容だ。

 「ロンドンは2020年のオリンピックを開催できる。私たちにはインフラと経験がある。新型コロナウイルスの流行によって、世界は私たちを必要とするかもしれない」

 そんなベイリー氏の発言を…

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横山三加子

毎日新聞欧州総局特派員(ロンドン)

1981年、埼玉県生まれ。法政大学社会学部卒。2004年、毎日新聞社に入社。岡山支局、大阪本社経済部を経て13年から東京本社経済部。電機・通信業界、経済産業省や財務省、財界などを担当。19年10月から現職。