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大統領選でトランプ氏を追い込む?「アリゾナの遺恨」

古本陽荘・毎日新聞北米総局長
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集会で支持者の歓声に応えるトランプ米大統領=米アイオワ州デモインで2020年1月30日、高本耕太撮影
集会で支持者の歓声に応えるトランプ米大統領=米アイオワ州デモインで2020年1月30日、高本耕太撮影

 11月の米大統領選に向けた民主党の候補者選びは、バイデン前副大統領とサンダース上院議員の一騎打ちの構図が続いていたが、その後バイデン氏が指名を獲得する流れが濃厚となっている。

 今の時点で、本戦で共和党のトランプ大統領とどちらが勝つかを予想するのは早いが、実際には選挙は6州程度の勝敗で決まってしまうため、どの州が鍵を握るか予測は可能だ。

 一般的には、東部ペンシルベニア、中西部ウィスコンシン、ミシガン、南部フロリダ、ノースカロライナ、西部アリゾナの6州が接戦となり、これらの州で勝敗が決まるとの見方が多い。

 米国の選挙分析で定評のあるバージニア大政治センターの分析(2019年11月時点)では、ミシガンは「やや民主党」、ノースカロライナとフロリダは「やや共和党」に傾いていると分類し、現状でまったく勝敗の分からない州をペンシルベニア、ウィスコンシン、アリゾナの三つに絞り込んでいる。

 大統領選は、そ…

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古本陽荘

毎日新聞北米総局長

1969年生まれ。上智大文学部英文科卒、米カンザス大大学院政治学修士課程修了。97年毎日新聞入社。横浜支局、政治部、外信部を経て2018年12月から北米総局長(ワシントン)。