職場のストレス・マネジメント術

会議報告で「言い訳」から始める4年目社員の心理とは

舟木彩乃・心理カウンセラー
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 西尾さん(仮名、20代男性)は不動産会社に勤め、A支店のマンション販売事業部で物件担当をしています。部員は20人ほどで、入社4年目の西尾さんは一つの物件を任されています。

 A支店では、毎週月曜日の朝に支店長や各部長が参加する営業会議があります。各物件担当者が目標販売戸数の達成度や、その週の目標などを報告し、支店全体で営業戦略を考えていくことが目的です。まず、担当者が3分程度で現状を報告し、それに対する質問やアドバイスを受ける形で、1人5分くらいずつ話して進んでいきます。

 ただ会議では、西尾さんの報告だけが、他の部員とは違った白けた雰囲気になることがよくあります。理由は西尾さんの発言にとにかく“言い訳”が多いのです。

 他の社員は「〇〇物件について報告します。先週は、30戸契約が目標、28戸契約済みで達成率は93%でした。今週は3連休があるので集客に力を入れます……」などといった簡潔な形ですませます。

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舟木彩乃

心理カウンセラー

 筑波大学大学院博士課程修了(ヒューマン・ケア科学博士)。カウンセラーとして8000人以上、コンサルタントとして100社を超える企業の相談に対応。一般企業の人事部などを経て、現在メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー企業)副社長。国家資格として公認心理師、精神保健福祉士、第1種衛生管理者、キャリアコンサルタントなど保有。著書に「『首尾一貫感覚』で心を強くする」(小学館新書)。