マンション・住宅最前線

買うリスクはあっても「夢のマイホーム」は変わらない

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
 
 

 昭和の時代、マイホーム購入に憧れる人は多かった。

 「いつかは、夢のマイホームを」と、マイホームには「夢の」という言葉が付けられるのが普通で、多くの人がマイホームという響きに憧れ、周囲も応援した。だから「家を買おうと思うんだけど」と切り出せば、周囲は「そりゃいい、早く買いなさい」と背中を押してくれたものだ。

 親や兄弟、友人に応援されるし、マスコミもマイホームを買った人たちのきらびやかな生活を紹介していた。だから、住宅ローンの金利が5%以上で、ときに9%、10%という時代があっても、勇気を持って契約書に判をつくことができた。

この記事は有料記事です。

残り1469文字(全文1733文字)

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。