イマドキ若者観察

ウェブ面接「自宅の音ダダ漏れ」相次ぐ就活ハプニング

藤田結子・明治大商学部教授
  • 文字
  • 印刷
企業が学生と対面する「ウェブ面接」のイメージ=東京都港区で2020年2月20日、成田有佳撮影
企業が学生と対面する「ウェブ面接」のイメージ=東京都港区で2020年2月20日、成田有佳撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業の新卒採用活動は当初の予定から大幅な変更となっています。就職活動中の学生はどのような問題に直面しているのでしょうか。明治大2年生の4人が、首都圏の複数の大学の就活生に学生の視点で取材しました。

 就活中の学生たちによると、2月下旬ごろから3月にかけて、多くの企業で説明会や座談会がキャンセルとなり、オンラインへ切り替わっていきました。

 ウェブ説明会は、録画した映像を流す場合と、「Zoom」などのアプリを使って双方向・リアルタイムで説明会をする場合があります。女子大学生の中村さん(仮名)はある企業の説明会で、気まずい体験をしたそうです。

ウェブ説明会で家族の声

 「その説明会は、参加者はウェブで参加しても直接行ってもよかったので、私は直接行った。説明会の最中、ウェブで自宅から参加している人のマイクがオンになっていて、親の声とか生活音が会場にダダ漏れだった(笑い)。会…

この記事は有料記事です。

残り1396文字(全文1801文字)

藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。