職場のトラブルどう防ぐ?

「新型コロナで自宅待機」42歳社長が悩むパートの処遇

井寄奈美・特定社会保険労務士
  • 文字
  • 印刷
 
 

 A介さん(42)は、営業支援コンサルタントとして活動しています。全国を講演で駆け回る日々でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、通常は繁忙期の3~4月の講演がほぼキャンセルになり、5月以降も見通しが立ちません。経理などの事務を任せているパート女性2人の仕事もなくなってしまい、どう対応すべきか悩んでいます。

 A介さんは10年前にコンサルタントとして独立しました。2年前に業務拡大に合わせて法人化し、都心にセミナールームとしても使えるオフィスを借りました。自社セミナーだけでなく、顧客企業の製品説明会なども実施するためです。

 その際、セミナールームの運営やスケジュール管理、資料作成、経理業務のために2人のパートに手伝ってもらうことになりました。1日4~5時間、週1~3日で、2人に交代で勤務してもらっています。

この記事は有料記事です。

残り1642文字(全文2001文字)

井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/