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退職金投資「増やしたいシニア」と「稼ぎたい銀行」

渡辺精一・経済プレミア編集部
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 退職金を元手に定年後「投資デビュー」する人は多い。60代は子の教育資金や住宅ローンなどが一段落し、再雇用で安定収入があるケースも多く、余剰資金の退職金を増やそうという気になりやすい。だが、それまで投資経験がない人は、どうやって投資先を選んでいるのだろうか。

 その実態がわかる調査がある。野村総合研究所が2014年、定年退職後の50~70代の3270人(平均65.8歳)を対象に行ったものだ。

 退職金で株式・投資信託などを買った人は43%。平均で退職金の43%を投じていた。運用を考え始めたのは「定年前後の半年間」が54%。82%は退職金受け取りから半年以内に投資していた。

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渡辺精一

経済プレミア編集部

1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、86年毎日新聞社入社。大阪社会部・経済部、エコノミスト編集次長、川崎支局長などを経て、2014年から生活報道部で生活経済専門記者。18年4月から現職。ファイナンシャルプランナー資格(CFP認定者、1級FP技能士)も保有。