人生に必要な「おカネの設計」

50歳独身女性「保険料月2万円」民間介護保険は必要?

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
  • 文字
  • 印刷
 
 

 会社員で独身のA代さん(50)は、現在の手取り年収が約310万円で、貯蓄が約1400万円あります。先日、保険外交員から「老後のために」と介護保険の商品を勧められました。月額保険料は約2万円で65歳まで払い込みます。公的介護保険制度の要介護2以上と認定されると年60万円の保険金が出ます。この保険が必要かどうかについて私のところに相談に来ました。

 私のところには、A代さんと同様の相談が50代の人から多く届きます。保険を勧められる際は「日本は超高齢化社会になり、公的介護保険で給付を受けられる条件が徐々に厳しくなっている」といったことを言われるそうです。特に独身の場合、「介護状態になったときの備えをしておくべきだ」などと付け加えられます。

 ただ、そう言われても不安になって慌てて保険に加入する必要はありません。まずは公的介護保険の制度について知りましょう。A代さんには次のように話しました。

この記事は有料記事です。

残り1384文字(全文1780文字)

岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。