高齢化時代の相続税対策

「うつ病の長女が心配」母が次女に託した遺言書

広田龍介・税理士
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 東京在住のS子さん(88)は1978年に夫を亡くした。当時、娘2人はともに大学生だったが、それぞれ無事に卒業し、大手企業に就職できた。86年施行の男女雇用機会均等法よりずっと以前の時代だ。社会人として巣立っていく娘たちの姿を見て、S子さんは「母親として自分の務めは果たせた」と胸にこみ上げてくるものがあった。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。