経済プレミア・トピックス

新型コロナでトヨタやテスラ「人工呼吸器」作れるの?

川口雅浩・毎日新聞経済プレミア編集長
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新型コロナウイルスへの対応について、ウェブ上で会見する日本自動車工業会の豊田章男会長(手前中央)=東京都内で2020年4月10日、松岡大地撮影
新型コロナウイルスへの対応について、ウェブ上で会見する日本自動車工業会の豊田章男会長(手前中央)=東京都内で2020年4月10日、松岡大地撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で供給不足が続く人工呼吸器をめぐり、米ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車など日米欧の自動車メーカーが増産への支援を表明している。高度な開発・生産力をもつ自動車メーカーへの期待は大きいが、専門的な技術が必要な医療機器の生産など、すぐにできるのだろうか。

 米国では3月末、フォードが総合電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)の医療子会社と組み、「100日以内に5万個の人工呼吸器の生産を開始する」と表明。GMも「医療機器メーカーと可能な限り早く、米政府が承認する人工呼吸器を生産する」と明らかにした。

 米国ではトランプ大統領が3月下旬、ツイッターに「GMは閉鎖した工場を再開してでも人工呼吸器の生産を始める必要がある」と投稿。1950年の朝鮮戦争時に制定した「国防生産法」に基づき、GMなどに製造を命じた。同法は重要物資の優先的な生産を民間企業に求めるもので、今回…

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川口雅浩

毎日新聞経済プレミア編集長

1964年生まれ。上智大ドイツ文学科卒。毎日新聞経済部で財務、経済産業、国土交通など中央官庁や日銀、金融業界、財界などを幅広く取材。共著に「破綻 北海道が凍てついた日々」(毎日新聞社)、「日本の技術は世界一」(新潮文庫)など。財政・金融のほか、原発や再生可能エネルギーなど環境エネルギー政策がライフワーク。19年5月から経済プレミア編集部