経済記者「一線リポート」

新型コロナで穀物輸出に規制「食料調達」に懸念も

工藤昭久・毎日新聞経済部記者
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新型コロナウイルスは私たちの食料需給にも影響が及ぶのだろうか=茨城県取手市で中村琢磨撮影
新型コロナウイルスは私たちの食料需給にも影響が及ぶのだろうか=茨城県取手市で中村琢磨撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で食料貿易に影響が出始めている。感染症対策で人々の移動が規制された影響で、物流網が混乱。ロシアやインドなど世界有数の穀物輸出国は国内供給を優先させるため、小麦やコメの輸出規制に乗り出した。輸出規制の広がりによっては、日本の食料調達への影響も懸念される。

 世界最大の小麦輸出国のロシアは4~6月の小麦の輸出量に制限をかけたほか、コメの主要輸出国のインドやベトナムは輸出規制を導入。インドでは、移動規制の影響で、農作業に従事する労働者の確保が難しくなっていることなどが背景にあるという。

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工藤昭久

毎日新聞経済部記者

 1974年生まれ。立教大学法学部卒。生命保険会社勤務を経て、2000年毎日新聞社入社。静岡、浜松支局を経て04年から東京経済部。財務、総務、経済産業、農林水産などの中央官庁や産業界、金融業界、財界などを幅広く取材。18年4月から大阪経済部編集委員として関西経済を取材。経産、農水両省、エネルギー業界の取材を束ねるキャップを経て、現在は経済部副部長。