職場のトラブルどう防ぐ?

「緊急事態宣言でも出勤」26歳転職女性が抱く不安

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 A美さん(26)は従業員数約20人の不動産会社に今年1月に転職したばかりで、内勤でアシスタント業務を担当しています。不動産業は毎年3~4月が繁忙期ですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年よりかなり業務量が減っているそうです。

 国は4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け緊急事態宣言を発令しました。A美さんの会社はその対象地域にありますが、発令後も通常通り営業し、勤務時間も午前9時から午後6時までで変更ありません。人との接触を最低7割減らすように国から要請されている中で、A美さんは1時間ほどかけて通勤し、狭いオフィスで業務をすることに不安を感じています。ただ、入社したばかりで年次有給休暇がないため休むこともできません。

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/