鉄道カメラマン見聞録

高度成長けん引「EF58とEF66」電気機関車いまも人気

金盛正樹・鉄道カメラマン
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機関区で体を休めるEF58型電気機関車と、同世代のEF15型電気機関車=大阪府の竜華機関区で1982年ごろ、金盛正樹撮影
機関区で体を休めるEF58型電気機関車と、同世代のEF15型電気機関車=大阪府の竜華機関区で1982年ごろ、金盛正樹撮影

 私は山陽線沿線の神戸市で生まれ育ったこともあり、電気機関車は幼少の頃からなじみのある存在でした。貨物列車や寝台特急の先頭に立ってさっそうと走る姿は輝いて見えました。そして今、東海道線沿線の静岡県に住み、電気機関車を頻繁に見られる環境にあるので、電気機関車は私の大切な被写体の一つとなっています。

 私が鉄道写真を撮り始めたのは中学生だった1980年代。写真部員だった鉄道好きの友人に誘われて、近所の線路端に行ったのが最初でした。この頃に初めて撮った納得のカット、つまり私の鉄道写真の「デビュー作第1号」といえるのが、電気機関車でした。

 写っていたのは、戦後間もない1946年に製造を開始したEF58型電気機関車でした。50年代には東海道線の特急「つばめ」をけん引し、その後も寝台特急を引くなど旅客用の花形機関車でしたが、私が中学生だった80年代前半は急行列車や団体臨時列車を引いており、ちょっと古い機…

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金盛正樹

鉄道カメラマン

 1967年神戸市生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業後、商業写真プロダクション「ササキスタジオ」に7年間在籍。1996年からフリー。鉄道専門誌や一般誌に写真を発表している。「鉄道と名のつくものは、実物から模型、おもちゃまで何でも撮影する」がモットー。日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。鉄道と同じくらいクルマも好きで、愛車はスズキジムニー。機械式カメラ、日本史、日本刀など趣味多数。