地域活性化の挑戦者たち

「よそ者が変えた!」北のアイヌ観光の町に小さな変化

櫻田弘文・クエストリー代表取締役
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「haku hostel+cafe bar」を運営する株式会社hakuの社長、菊地辰徳さん=筆者提供
「haku hostel+cafe bar」を運営する株式会社hakuの社長、菊地辰徳さん=筆者提供

 北海道白老(しらおい)町は札幌市から車で南に1時間あまりの距離で、苫小牧市と登別市の間に位置する人口1万6500人ほどの自然豊かな町だ。JR白老駅近くで同町内に少なかった宿泊施設を新たに営業し始めた“よそ者”がいる。その動きは地域活性化の観点から興味深い。

 白老町は、白老駅近くのポロト湖畔に5月29日、国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園などからなる「ウポポイ(民族共生象徴空間)」がオープンする予定で注目を集める。

 白老駅から南西に徒歩数分のところに2019年4月にオープンしたのが「haku hostel+cafe bar」(ハク)だ。町内に設立した株式会社hakuが運営する。社長の菊地辰徳さんは1976年に千葉県で生まれ、17年に白老町に移住してきた“よそ者”だ。

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櫻田弘文

クエストリー代表取締役

1955年山梨県生まれ。日本大学卒業後、78年に販売促進の企画・制作会社に入社。2001年、クエストリーを設立して独立。中小企業経営者向けの「クエストリー・ブランディングクラブ」を主宰する他、数多くの専門店や飲食店のブランディングを実践的に指導している。