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帝国データバンクが予測「これから増えるコロナ倒産」

エコノミスト編集部
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閉店に追い込まれた飲食店
閉店に追い込まれた飲食店

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業で景況感が一変し、倒産に至るケースが出始めている。週刊エコノミスト4月28日号の巻頭特集「首都封鎖で沈む・浮かぶ企業」より、帝国データバンク東京支社情報部、丸山昌吾課長のリポートをダイジェストでお届けする。

旅館・ホテルを直撃

 真っ先に影響を受けた業界は、これまでインバウンド(訪日客)需要の恩恵を受けていた業界だ。帝国データバンクが毎月行っている景気動向調査では、昨年から米中貿易摩擦や中国経済の減速などを背景に景況感は弱含みに推移してきた。2月調査では景気DI(動向指数)は判断の分かれ目となる50を大きく下回り38.7まで悪化(前月比3.2ポイント減)、7年ぶりに40を下回り、直近の3月調査では、実に32.5まで低下した。

 悪化が目立ったのは旅館・ホテル業界だった。日韓問題で韓国からの訪日客が減少している中、2月調査時点で旅館・ホテルの景気DIは23.2となり前月から15.3ポイント悪化、全業界で最も悪化幅が大きかった。感染が世界に広がり、海外渡航を禁止する国が増えると、3月の景気動向調査でDIはついに7.9まで低下した。

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エコノミスト編集部

藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。