人生に必要な「おカネの設計」

コロナでボーナス大幅減?「住宅ローンが大ピンチ」

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー
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 会社員のA郎さん(47)は、新型コロナウイルス感染拡大で会社の業績にブレーキがかかっており、今夏のボーナス支給額が大幅に減りそうです。場合によってはボーナス自体が出ない可能性もあるといいます。多少の貯蓄がありますが、住宅ローンのボーナス時の返済が心配です。どうすべきか悩み、私のところに相談がありました。

 私は最初にA郎さんの現在の状況を確認しました。A郎さんは妻と娘との3人家族です。7年前に自宅を購入し、4000万円を借り入れて20年の固定金利で住宅ローンを組みました。毎月の返済額は約16万円で、年2回のボーナスが支給される月は約32万円を返済し、定年の60歳時点で完済する計画でした。

 A郎さん一家の平均手取り年収は、妻のパート代110万円を含めて約770万円です。住宅ローンを返済しながらも貯蓄してきたお金が現在約800万円あります。来年、娘が大学進学を控えており、学費として4年間で約600万円を予定しています。残りの200万円は生活費5カ月分に相当する額で、なにかあった時のためのお金です。

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岩城みずほ

ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、オフィスべネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA)」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、中立的な立場で顧客の利益を最大限にするコンサルティングを実践し、講演や執筆活動も行っている。著書に「人生にお金はいくら必要か」(共著、東洋経済新報社)、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)などがある。