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意外と知らない「住宅の24時間換気」注意すべきこと

さくら事務所・個人向け不動産コンサルティング
 
 

 新型コロナウイルスの感染防止のため、外出自粛や在宅勤務・休校などで、自宅で過ごす時間が増えている。外出先では「3密(密閉・密集・密接)」を避けることが勧められているが、自宅でも「室内の換気」は重要だ。その正しい知識を身に着けておこう。

法改正で「24時間換気」が義務化

 近年、住宅の気密化が進み、建材などから発散されるホルムアルデヒドなどの化学物質による室内汚染や健康影響が「シックハウス症候群」として問題になってきた。防止のため、2003年7月施行の改正建築基準法は、原則としてすべての住宅に「24時間換気システム」を設置することを義務づけた。

 法改正後に建築された住宅では、すべての窓を閉め切っていたとしても、機械によって計画的な換気が行われるようになっている。洗面所や風呂場の天井などにある排気口から外部に排気し、外壁に取り付けられた給気口から空気を取り込む仕組みだ。目安として2時間で室内の空気をすべて入れ替えることができる。

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個人向け不動産コンサルティング

業界初の個人向け総合不動産コンサルティングサービス会社として1999年設立。本社は東京都渋谷区。住まいの「かかりつけのお医者さん」である住宅診断(ホームインスペクション)のパイオニアで、5万件超と国内トップの実績。マンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関するアドバイスなども広く提供している。