
新型コロナウイルスによる大荒れ相場を乗り切る方法や心構えとは。週刊エコノミスト5月19日号の巻頭特集「プロに学ぶ コロナを乗り切る投資術&ファンド」より、人気の高いアクティブファンドの責任者2人へのインタビューをお届けする。(聞き手・構成=エコノミスト編集部・村田晋一郎/稲留正英)
レオス・キャピタルワークス 藤野英人社長
コロナショックによる相場急落の直前に当社は現金比率を30%まで大幅に高めた。私が危ないと感じたのは、千葉県在住で渡航歴のない20代男性の感染が発表された2月13日。感染が世界各国で拡大し、世界経済はリーマン・ショック級の甚大な被害を受けると判断し、米国の市場が崩れないうちに現金比率を高めて危機に備えようと思った。14日から20日までに2000億円を売り切り、2月後半の下げ相場に間に合った。
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エコノミスト編集部
藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。
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