海外特派員リポート

コロナ契機「中国で4億人オンライン学習市場」誕生

赤間清広・毎日新聞経済部記者
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自宅でテレビモニターに向かい、オンライン授業を受ける崔嘉淇さん=中国・南寧市で2020年5月11日、家族提供
自宅でテレビモニターに向かい、オンライン授業を受ける崔嘉淇さん=中国・南寧市で2020年5月11日、家族提供

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本を含む各国で学校の臨時休校が長期化する中、中国はオンライン学習への移行を加速させている。スローガンは「休校しても、学習は止めるな」。その実態を知りたくなった。

 国境を挟んでベトナムと接する中国広西チワン族自治区。その中心都市、南寧市の小学1年生、崔嘉淇さん(7)は毎日、自宅のテレビとスマートフォンを使って、画面越しに勉強を続けている。

 テレビで、その日勉強する教科の解説を聞き、宿題の提出や添削はスマホのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて行う。国語、算数などに加え、体育や書道の授業もあり、時間割は休校前とほとんど変わらないという。

オンライン学習者は倍増

 中国では1月末の春節(旧正月)連休前後から国内感染が深刻化。1月23日に震源地となった湖北省武漢市が都市封鎖に踏み切ると、中国教育省はただちに全国の学校に臨時休校を指示した。

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赤間清広

毎日新聞経済部記者

 1974年、仙台市生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。霞が関や日銀、民間企業などを担当し、16年4月から中国総局(北京)。20年秋に帰国後は財務省を担当しながら、面白い経済ニュースを発掘中。