メディア万華鏡

「コロナと不倫」いまあえて濃厚接触する“男女考”

山田道子・元サンデー毎日編集長
  • 文字
  • 印刷
新型コロナウイルスは男女関係にも影響しているようだ
新型コロナウイルスは男女関係にも影響しているようだ

 あると推測していたことが現実に起きた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、英国のロックダウン(都市封鎖)を提唱した高名な疫学者、インペリアルカレッジ・ロンドンのニール・ファーガソン教授が外出禁止措置を破って既婚女性と複数回、自宅で密会していたという英紙デーリー・テレグラフのスクープは国境を越えて広がった。ファーガソン教授は英政府の科学諮問委員を辞任した。

 「濃厚接触」は今年の新語・流行語大賞になる勢いだ。「同じ空間に長時間一緒にいること」だが、最初は物理的・肉体的なそれが思い浮かんで仕方なかった。

 今でも「コロナ禍が去ったら濃厚接触しましょう」というメールがくると、飲み会の誘いなのに一瞬どっきりする。ファーガソン教授は人がいかに長期間、濃厚接触しないことが難しいかを実証してしまった。男女関係ならなおさらだろう。

コロナは男女関係に影響

 新型コロナは当然、男女関係に影響を与えている。日本では「コロ…

この記事は有料記事です。

残り1339文字(全文1744文字)

山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。